訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2006-08-18

訪チャイ秘密兵器(その2)

プランのチャイルドを訪ねるときは、必ず現地スタッフが車で送迎してくれる。
というか、現地スタッフが立ち会わない面会は禁止なのである。
しかし、プランを卒業したチャイルドに会うためには独力で家までたどりつかなければならない。
目印の多いところは問題ない。
が、ひたすら田舎道を走り続けていると、よく似た交差点やカーブが何度も現れる。
距離感が無くなってくると、10キロ以上行き過ぎても気がつかないということもある。


で、登場するのが、携帯用GPS受信機、エンペックス社の「map21」。
非常に高機能なメカで、パソコンから独自の地図データを読み込ませることもできるため、現地の地図上に軌跡を表示するという、簡易カーナビ的使い方までできる。

特にコンケーンに住む長女の実家は、何度行っても道に迷う。
「map21」のおかげでなんとか無事に到着するのであるが、いつも迷ってから取り出すので、深い森を抜けたり、ぬかるみや華奢な橋にビクビクしながら、毎回新しい難コースを開拓するはめになる。
現在地から目的地の方向は示してくれるのだが、広くて安全な迂回路を自動的に選択する能力までは無いからだ。
12回目になる今年の訪問でも、道に迷った挙句、車幅カツカツのあぜ道を長い時間かけて通過することとなった。
「map21」を出発時から起動しておけば何の問題もないのだけれど、今回こそは記憶だけでたどりついてやる、っていう持ち前のチャレンジ精神が、最初から機械に頼ることを拒否するのである。
つまらないプライドが優れた道具を十分に活かせなくしてしまうという実例。