訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-07-07

幼稚園訪問(1日目)

次女の娘ニパダが通っている幼稚園は、次女の実家からちょうど2キロの道路沿いにあった。
さすがに道路に面していると、園児の安全のために、門にはかんぬきがかかっている。
門の前に車を置いて、園内に入っていくと、ちょうど園児全員がテーブルについて、早めの給食をとっているところだった。
祖母に呼ばれて出てきた孫娘は、僕に向かって、両手を合わせてにこっと笑い、きちんと腰を下げる挨拶をした。
面影はちゃんとあるものの、一年間の成長振りは目を見張るものがある。
何より、ちゃんと僕のことを覚えていてくれたらしいのが嬉しい。


給食は薄味のチャーハンといったところか。
他におかずがついているようではなかったが、食べ終わった子は食器を持って大鍋のところに並び、おかわりをよそってもらっている。
飲み物は各自で水飲み場へ行ってコップで飲み、飲み終わったら、またテーブルへ戻るのである。
ニパダはおかわりをせず、食べ終わったら一人で別室へ向かい、帰り支度を済ませてきた。
車へ向かう道中、手を差し出すと、ちょっとこちらを見上げてから手を握ってくれた。
手をつないでチビの歩調に合わせてゆっくり歩く、これだけで日本のじいちゃん、この瞬間が至福の時なのである。
車までもっと遠かったら良いのに。