訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2011-08-25

ここらでちょっと

ここの更新がすっかり止まってしまってました。
仕事上のあれこれが重なって本当に寝る間も無かったところへ、頭に腫瘍ができるは、胃にポリープができるは、PCが続けて2台も壊れるは、ってわけで、てんてこ舞いだったのでした。
まだまだ訪タイ時のことを書き留めておかなければならないのですが、ここは一つ、仕切り直しの意味で少々別の話題をしばらく書いておこうと思います。

実は、海外援助に関わるあれやこれやの「思い違い」について、一度まとめておかなければ、と前々から思っていました。
結構多くの人が勘違いしてしまっていて、世間ではそれが常識として通用しているようなことがあります。
その辺をちょっと検証しておこうというわけです。

で、最初に取り上げるのがバングラデシュにおいて少額融資のシステムを定着させたムハマド・ユヌス氏についてです。
まずこれを書こうと思ったのは、プラン・スポンサーの会のNさんが、「ユヌス=貧困解消の救世主」みたいに崇め奉っていて、そりゃ違うでしょという説明にまったく耳を貸さないからなのであります。
つまり、以後数回にわたる予定のこの文章は、ひとり、彼女にじっくりと読んでもらいたい、というのが動機になっています。
同様にユヌス大好きな人にとっては面白くない内容になると思いますが、アバタまでエクボに見えだしたら、誰かが水を差すようなことも必要でしょう。
ということで、次回からしばらくノーベル平和賞受賞者・ムハマド・ユヌスの悪口を書き連ねていくことにします。