訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-07-11

二日目・次女の収入

次女の勤務は、毎日午後8時から午前8時までの夜勤である。
夜の12時間勤務となれば、日本では相当もらえるはずで、次女も結構稼いでいるものと思っていた。
今回、給料はいくらだ、と尋ねてみたところ、155バーツとのこと。
「時給じゃないよね?」「一日の賃金です」
コーラ1本買えば15バーツくらいか。
それを120円とすれば、日本で日給1200円程度ということになる。
今年のランプーン県の法定最低賃金が149バーツなので、その4パーセント増しでしかない。

物価が安いから給料も安くて大丈夫だろうと考えるのは間違い。
通勤に使うバイクを買うときに、タイのホンダが日本の半額で売ってくれるわけではない。
家にテレビが欲しいと思っても、ソニーや松下が現地価格を低く設定してくれるわけでもない。
むしろ、ちょっとした贅沢品だと、日本よりも高く売られているもののほうが多いくらいだ。

ちなみに、次女親子らを引き連れて、ショッピングセンター内のKFCへ行ったら、控えめにフライドチキンを食べただけで彼女の三日分の賃金を軽く超えてしまった。
ま、僕が払ったんだけどね。
いつの日か「おとうさん、ここは私が払います」って言ってくれるときが来るのかしら?