訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-07-14

二日目・やっと眠れる

次女の家を出てから、すぐにでもチェンマイまで戻ってホテルで休みたかった。
が、せっかくここまで来ているのだからと、近くの村長さん宅へ向かう。
最初の訪泰時に道を尋ねた縁で、毎年挨拶に立ち寄っているのだが、実は留守のことも多い。
誰もいなければそのまま帰れるし、はるばる日本から来ているのに4キロ足を延ばすことを億劫がることもないだろう。

村長の家の庭に車を入れようとすると、同時に前からもう一台の車が入ってきた。
来客らしい。どちらにせよ、長居はしなくてすみそうだ。
村長も在宅中で、客は森林を保護する仕事をしているのだという。
いろいろ協力して活動しているのだそうな。
三人で庭に腰かけ、筆談も交えて話をしていたのだが、先方はさっき車を降りるときにビールの缶を下げてきていた。
僕にも飲むかと勧めるが、当然、運転するからと断る。
すると、風船を膨らませる真似をしておどけてみせるので、このあたりでも飲酒の検問が無いわけではないのだろう。
この国で「飲酒ぜったいダメ」という意識が根付くのには、まだ十年、二十年かかるのかもしれない。

その後、チェンマイに戻って定宿のターペープレイスホテルにチェックイン。
ここは地下に駐車場があるので、雨天でも荷物の積み下ろしに困らないのだ。
予定より遅くなったため、食事はとらずに寝ることにした。
朝の機内食以降、フライドチキンを一切れ食べただけだが、四十数時間ぶりのベッドなので、空腹も気にならなかった。