訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-07-14

再び孫娘と(1日目)

インタノン山からとんぼがえりで次女の家まで一気に帰る。
片道90キロを3時間で楽に往復できるっていうのもタイの田舎道ならでは。
食事に行こうか、ということで、次女の母親、娘のニパダ、そしてなぜか近所のおばさん一人の3人を乗せて、チェンマイ方向に20キロほど車を走らせた。
ここに大型ショッピングセンター「Big-C」のランプーン店がある。
一日まともな食事をしていなかったので、まずはここのフードコートで食事。
それから二手に分かれて店内を散策である。
僕はお目当てのCD店と書店巡り。
おばさん二人は食料品のコーナーへ向かう。
で、ニパダは驚いたことに、祖母と離れて僕のほうについてきた。
足手まといではあるんだけど、結構うれしい。
CDショップでは退屈だろうからと、さっさと本屋に移動。
そこでも自分の本を探すより、彼女の行きたいところへついて回るだけ。
結局、自分用にはポケット本1冊、ニパダには絵本と粘土を買ってやっておばさんグループに合流した。
最後はおみやげにドーナツを買って、家まで送ることにする。
道中、疲れてしまったのか、ニパダは寝てしまった。

家に着いて、そっと降ろそうとしたら目を覚ましてしまったので、さようならだと告げる。
とたんにグズってしまって、もうこっちを向いてもくれない。
今までは、別れのときに泣かせることが楽しみでもあったのだが、今回はちょっと事情が違う。
半年前に母親が出て行ったきりなのである。
自分が置いていかれるということに、トラウマとは言わないまでも、相応の不安を感じている可能性がある。
気にはなるけど、機嫌をとろうとしても逆効果だろう。
結局、バイバイすらしてもらえないまま、そっと車を出した。