訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2009-11-08

穴、確か、見えない

ノートPCの電源を忘れてタイへ行ったときのこと。
チェンマイのパソコンショップでACアダプタを買った。
電圧やら極性、端子のサイズなどをしっかりと確かめて購入したのであるが、思わぬところに落とし穴が、、、。
いや、穴が無いのである、コンセントに差し込むプラグの先に。

ここの穴、差したプラグが簡単に抜けないよう、コンセント側の突起が引っかかるように作られているもの。
これがコストを下げるために手間を省いたものなのか、たまたま一品だけ製造ミスをしたものかは、わからない。
このちょっとした工夫がどれほど便利なものかは、そうでないものを使ったことがなければ理解できないであろう。
とにかく抜けるのである、コード自身の重みで!
ともあれ、タイを移動中はなんとかごまかしながら使ってきた。
大抵の家では床にPCを置き、壁から引っ張った延長コードから電源を取るので、なんとか使えるのである。
難儀なのは安ホテルの場合で、テレビの裏にしか使えるコンセントが無かったりして、抜けるたびにテレビの後ろを手探りすることになる。

こいつの問題点は穴だけではなかった。
帰国した時には、なんと、二本のピンのうち、片方が折れて取れてしまっている。
日本の家電製品だと、コンセントに差したプラグに横向きの力がかかっても、曲がることはあっても折れてしまうというのはよほどのことである。
このピンの厚みを計ったら日本製より若干薄く、材質も違うようで、残った1本で試したら、まったく曲がらずに、ポキッと折れた。
穴の件を別にしても、粗悪品であることには違いない。

それでも、ACアダプタからコンセントまでのコードは差し替えができるので、余っているコードと交換すれば、何の問題も無くなるわけである。
もともと持っていたACアダプタとで二つになれば、家と職場に置きっ放しにできるから使い勝手がよくなるはず、、、だった。
ところが、新しいコードと取り替えてしばらく使っているうちに、今度はなんと、ACアダプタの本体が火を噴いてしまった。
こんな製品を作っている中国が悪いのか、それを平気で売っているタイに問題があるのか。
まだまだ、この国での買い物には油断は禁物ということなのである。