訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2009-11-21

さっきの手紙のご用事なぁに

長女がメールを寄こしてきた。
が、本文が空欄である。
ところが、件名欄には挨拶から始まるタイ語が延々と続いて、文字制限を越えたところで途切れている。
つまり、彼女は、件名欄にメール本文を書き込んで送信したのである。
どうしてそうなったかというと、ネットカフェで「hotmail」を使ったかららしい。
「hotmail」の送信画面は、「宛先」「件名」という見出しが表示されているが、本文を書き込む欄に「本文」という見出しは無い。
これは別にマイクロソフトのせいではなく、たいていのメールソフトも似たような仕様になっている。
ただ、本文を書き込むスペースが、なんとなくただの余白に見えてしまい、そこが書き込みスペースに思えないらしい。
(その点、グーグルの「Gmail」は本文欄にも枠がついていて、わかりやすいので非常によろしい)

しかたがないので、電話で、もう一度出しなおせといったら、また同じように長い件名のみのメールが来た。
完全に間違って憶えてしまったらしい。
パソコンの使い方について説明できるほどタイ語に堪能なわけではないので、どう言ったらいいかを在日タイ人に尋ねてみたところ、その人にも同様のメールが来たことがあるという。
まわりに聞いてみると、携帯電話のメールで同じことがあったとか、意外によくある事例らしい。

ともあれ、何度かやり取りしているうちに理解してもらえたらしく、以後、ちゃんと本文欄に書かれたメールが2回届いた。
やれやれと思っていたところ、それから何日もたたないうちに届いた2通のメールが、またしても長い「件名」・「本文」無し、に戻ってしまっている。
これは、タイ人が、件名を書かずにいきなり本文という、携帯電話のSMSに慣れてしまっているからかもしれない。
日本の父ちゃんとタイの娘は、いつまでたっても本題のやり取りが始まらないのであった。