訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2006-09-08

名前を変える

タイではニックネームが通り名となるので、友人同士でも本名は知らないということが多いらしい。
そのせいで本名に愛着を持たないのだろうか、わりと簡単に改名してしまうのである。
ウチの子では長女が数年前に改名したが、本人が何も言わないので、しばらくは手紙の差出人名を見ては首をかしげていたものだ。
以下は同じく改名経験のある友人との会話。

「どうして名前を変えたの?」
「前の名前は運勢が悪いらしいから」
「どんなふうに悪いの?」
「さあ、よく知らない。占ってもらったら、そういうことになって。姉の一人はもう名前を4回変えたのよ。あれ、3回だったっけ?」

どうやら、占い師に言われただけで、さっさと従ってしまうらしいのだ。

「迷信だよ、そんなの」
「じゃ、あなたは占星術を信じてないの?」
「はっ、非科学的な! 信じるどころか、僕の仕事からすれば、むしろ敵(かたき)だね」
「それでは手相も信じていない?」
「もちろん、信じません」
「それなら、UFOは? アメリカ人は大多数が信じてるよ。それも信じないって?」
「UFOなんてテレビや出版社のでっち上げだよ」
「オー!、それではあなたは我々がどこから来て、なぜここにいるのか、科学ですべてが説明できるというのですね!」
(な、何を言い出すんだ、コイツは、、、??)

要するにタイ人は神秘的なことが大好きなんだということ。
こんなこと言ってるのが国立大学でセンセイやってんだから、不安でしょうがない。

ちなみに彼女は「Suda-porn」から「Panut-porn」に変えたのだが、どう考えても、変えるんだったら「porn」のほうじゃないのか?