訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2006-12-09

通訳の手配

プランの現地訪問に際して提出する「訪問メモ」には、通訳の要・不要を記入する欄がある。
通訳・要としておくと、現地事務所が通訳の手配をしておいてくれるわけである。
プランのスタッフは基本的に英語が堪能であるので、英語が得意な人は何の問題もない。
したがって、手配をお願いする場合、日本語の通訳ということになる。
ただし、これはあくまで外部の通訳を雇うことになるので、その実態はさまざまである。
現地在住の日本人、日本に留学したことのある地元の大学生などがアルバイトとして半日同行してくれるのだが、プロフェッショナルの通訳ではないので、いずれにしても高度な通訳は期待できない。
通訳者が現地人ならスポンサー側に、通訳者が日本人ならチャイルド側に多少のストレスが生じることになる。
(要するに、通訳が何言ってるかよくわからないという、、、)
ま、商取引に向かうわけではないので、大きな問題ではない。

なお、この通訳は有料で、料金はスポンサーの負担ということになっている。

通訳のメリットは、いろいろ質問ができるということのほかに、移動中の話し相手になってくれるということもある。
プランの運転手は英語も話せない場合が多いので、愛想がないわけではないのだが、無口にならざるを得ないのだ。

逆に、通訳を介するということでチャイルドやファミリーとの会話がキチンと向い合っての「会談」になってしまうというデメリットもある。
質問も、第三者が入るとよそいきの内容になりがちだ。
「学校は楽しいですか?」とは聞けても、「彼氏はいるのか?」とはなかなか聞けないし、本当の答えも返ってこない。

チャイルドが年少の場合、いっそ言葉はいらないと開き直って、肩車したり手をつないで近所を散歩、あるいは庭先でボールを蹴りあったりするほうが、打ち解けるには有効だったりする。

ということで、最初の訪問には通訳をお願いした方が安心ではあろうが、再訪の機会を得た場合には、必ずしもいなくてもいいかな、というのが体験からの感想である。