訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-09-15

九日目・8番ラーメン

イサーン(タイ東北)滞在も今宵限りということで、エリーと妹が食事に誘ってくれた。
骨折で歩けないことから、近くの店でということになって連れて行かれたのが、最近タイでもどんどん店舗を増やしている8番ラーメンのお店。
何でタイまで来て日本のラーメン屋なんだ??
そういえば、初日は寿司屋へ連れて行かれたし。
先方にすればこれが接待のつもりなのだろう。
もし、誰かタイ人が僕を訪ねて日本に来ても、気を利かせたつもりでタイ料理店に連れて行くことだけは絶対にやめようと心に決める。

運ばれてきた味噌ラーメン、冷めん、ギョーザと見ていけば、量や味付けが微妙にタイ人向けになっていることがわかる。
このあたりが海外展開の秘訣なのだろう。
逆に内装やメニューなどは徹底的に日本式で、うっかりすると、ここがタイであることを忘れそう。
これもまた客に喜ばれる雰囲気作りなのだと思う。
ただ、あちこちに書かれてある日本語の意味を尋ねられたのには閉口した。
「さくさく」なんて言葉、タイ語でも英語でも説明できないよ。

このとき同行した妹が、自分は買い物をしたいからと言って、さっさと店を出てしまったのには驚いたが、実は僕へのお土産を買いに行ったのだった。
帰ってきたときにはきれいな包装紙にリボンのついた包みを持っていて、「あなたにじゃないよ。あなたの家族へのプレゼントだからね」って。
車を何日も借りるだけでも恐縮なのに、いつも本当にありがたいことである。
もっとも、この包みの中が、けっこう壊れ物だったりするので、あとが大変なのだが。
前回いただいたのは一村一品運動の工芸品で、ミニチュアの食器棚だった。
日本に帰ってから、割れたガラスの棚を復旧するのにどれほど苦労したことか。
そして今回は花を模った陶器である。どうやって持って帰ろう?
これが嫌がらせでなければ良いのだが。