訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-09-01

九日目・まんが本

四男へのおみやげは現地の書店で買った本3冊。
家には本と呼べるようなものは全くといってよいほど無いので、自分の本を持つ喜びを知ってもらいたかった。
とはいっても、いきなり難しい本を読ませて、読書嫌いになられては本末転倒である。
で、選ぶのは「まんが本」ということになるのであった。

まずは、コミック版シャーロックホームズの第1巻。
名作文学のまんが化作品で物語の面白さに目覚めさせようという作戦である。
表紙は日本人によるアニメ風の絵柄であるが、オリジナルが日本かどうかは不明。
次は学習まんがのシリーズで地震を扱ったもの。
タイでは日本の学習まんがが多く翻訳出版されているが、こちらは韓国の作家によるものらしい。
といっても、日本の影響を大きく受けているらしく、なぜか建物の看板などは日本語で書かれていたりする。
3冊目はタイの僧侶の伝記まんがである。
一生懸命勉強すれば逆境に打ち勝って立派な人になれるという実例(だと思う、たぶん)をみて、多少なりとも向学心が増せば、という思惑で選んだ。

もっと小さい頃は、おもちゃで喜んでくれれば、こちらも満足であったのだが、学校に通うようになると、まんが本を選ぶのにも、何らかの好ましい影響力を期待してしまう。
もちろん、下品なギャグまんがは、最初から選択肢には入らない。
本屋で1時間ほどかけて選んだのだが、すっかり日本式教育パパの目になっていたのであった。