訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-08-08

八日目・団体面接

学校に着くと早速校長室に通された。
EDFのスポンサーということで、校長室へ奨学生を呼び出しての対面となる。
ところが、恥ずかしながら、三男の名前は思い出せないままなのだ。
先生にそう告げると、じゃ、呼び出せる奨学生を全員連れてくる、ってことになってしまった。
連れてこられたのは女の子二人に男の子一人。
この学校にはもうあと二人の奨学生がいるとのことであった。
少なくともウチの子は男の子なわけだから、目の前にいる男子がそうである可能性は高い。
(ひょっとして、彼がウチの子かなあ?)
プロフィールと一緒に送られてきた写真はもちろん持ってきていない。
言われてみれば記憶の写真に似ているような気もするが、でも、やっぱり微妙に違うような、、、。
そもそも、この年齢で一年たったら、写真と見比べてもわからないだろう。

というわけで、ややこしい書類を調べてもらうのも面倒なので、ここは三人に平等にインタビューすることにした。
違ったっていいや、どうせまた来年も来ることだろうし。
ただ、お土産を他人にやっちゃっては、ホンモノがかわいそうだから、ここは学校への寄付ということにする。
辞書だから図書室に置いてもらってもいいし。
で、三人はもちろん、この場にいない二人の分も、成績まで見せてもらっちゃって、逆に得したような気分でいたのであった。



*帰国後、すぐに確かめてみたところ、校長室であった彼はやはり別人であった。ま、いいけどね。