訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-08-03

七日目・ウドンタニ

サコンナコン(タオンゴイ)に二日滞在したことで体力は完全に戻った。
次の訪問地はノンカイ県の新規奨学生が通う学校なのだが、日曜日は学校が休みなので、手前のウドンタニまで行って、もう一泊することにしている。
ウドンはサコンナコンから約180キロ。
整備された国道が通っているので、ゆっくり走っても約3時間。
何事も無く、昼前に予定通りウドンに到着した。
ウドンの町に入るとすぐ、大型ショッピングセンターのBigCがある。
この店のすぐ裏手に知人のチャエーの実家があるので、BigCで菓子を買って訪問。
チャエーは現在アメリカ麻薬取締局に勤めているが、もとはチェンマイでプランのスタッフとして知り合った。
その後、タイ国空軍などでしばらく勤めては大学へ戻って勉強する、を繰り返していて、ここ2,3年は電話で話すだけだった。
今回もバンコクにいるので会えないことはわかっていたが、母親が家で待っていてくれることになっている。
チャエーの父親も長いこと中東で働いているので、家には母親と妹しかいないのである。

ここで早速お願いしたのが、あらためて三女に電話して、正確な住所を聞いてもらうことであった。
聞いた地名を正確に書き取る作業はタイ人にお願いするしかないのだ。
それも無事に終えて一安心、あとはチャエーの近況を聞きだすことだけである。

「まだ結婚していないの?」
「まだよ」
「もう適齢期は過ぎちゃってるでしょ」
「今月の23日で31歳になるわ」
「彼氏はいないの?」
「いない、いない」
「本当に?」
「絶対いない」
「親不孝だねえ..」
「そうなのよ」

本当に彼氏がいないかどうかはわからないが、仕事と勉強に夢中で婚期を逃しつつあることだけは確かなのである。
実は子供達の将来以上に、彼女達の結婚問題が気になってしかたが無いのだ。
行かず後家になりそうな妹を持った兄貴の心境なのである。