六日目・三女の経歴
三女は幼いときに両親が行方不明になり、ひとつ年上の姉とともに祖母によって育てられた。
民際の奨学生として中学へ通ったが、高校進学に際して奨学金を延長することにしたのだった。
ところが、高校3年生のときに行方不明だった親(父・母どちらかは不明)が現れ、彼女をナコンサワンに連れて行ったと聞かされた。
行き先の住所は学校も友人も知らされていなくて、完全に音信不通になってしまっていた。
行った先で学校へ通っているかも不明。
働ける年齢になったところで稼ぎ手として連れて行かれたのではないかという心配もあった。
ところが、一昨年になって祖母のところに戻ってきていると、母校の先生から連絡があった。
戻ることになったいきさつは不明であるが、まもなく結婚するそうだとも言われた。
この数年で何があったかはもうどうでも良い。
ただ、この結婚で本当に幸福になれそうかどうかの確認だけはしておかなければならない。
というわけで、昨年は気合いを入れて婿殿の面接に向かったのであるが、入れ違いにチョンブリ県に行ったと知らされ、結局会えずに帰国することになったのである。
今年の訪タイで帰国前日の予定を開けておいたのは、手がかりがあればチョンブリまででも追いかけていくつもりだったからなのだ。
そして、本人と電話が通じたことで現住所も手に入った。
もうこれは、行くしかないのだ。
しかし、五女が三女から電話で聞き取ってくれた住所のメモは、車中で書かれたため、一部判読できない部分があると、ホテルに戻ってからわかったのである。
民際の奨学生として中学へ通ったが、高校進学に際して奨学金を延長することにしたのだった。
ところが、高校3年生のときに行方不明だった親(父・母どちらかは不明)が現れ、彼女をナコンサワンに連れて行ったと聞かされた。
行き先の住所は学校も友人も知らされていなくて、完全に音信不通になってしまっていた。
行った先で学校へ通っているかも不明。
働ける年齢になったところで稼ぎ手として連れて行かれたのではないかという心配もあった。
ところが、一昨年になって祖母のところに戻ってきていると、母校の先生から連絡があった。
戻ることになったいきさつは不明であるが、まもなく結婚するそうだとも言われた。
この数年で何があったかはもうどうでも良い。
ただ、この結婚で本当に幸福になれそうかどうかの確認だけはしておかなければならない。
というわけで、昨年は気合いを入れて婿殿の面接に向かったのであるが、入れ違いにチョンブリ県に行ったと知らされ、結局会えずに帰国することになったのである。
今年の訪タイで帰国前日の予定を開けておいたのは、手がかりがあればチョンブリまででも追いかけていくつもりだったからなのだ。
そして、本人と電話が通じたことで現住所も手に入った。
もうこれは、行くしかないのだ。
しかし、五女が三女から電話で聞き取ってくれた住所のメモは、車中で書かれたため、一部判読できない部分があると、ホテルに戻ってからわかったのである。
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