訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-08-10

八日目・今年も迷って、、、行き着いた場所は

ノンカイの学校を午前中に出発して、今日中にコンケーンまで帰る予定である。
ここでウドンタニからまっすぐ南下すれば、1時間半ほどでコンケーンまで行ける。
しかし、今年はプーウィエンに住む長女の息子を訪ねてからコンケーンに向かう予定なのである。
そのため、ウドンから西へまわってノンブアランプー経由、湖を反時計回りにまわり込んでプーウィエンまで行くことにした。
初めての道ではあるが、主要道なのでわかりやすい。
途中、ガソリンスタンドが無くてヒヤヒヤしたが、なんとかプーウィエンの町まではたどりついた。

ここから長女の実家へ30分ほどの距離なのだが、実はタイへ来てからGPSが故障してしまっている。
この近辺は目印になるものが無いので、記憶だけで行けるかどうか、かなり不安なのだ。
で、案の定、道に迷ってしまった。
ウロウロしながら、とりあえず大きな道まで出てみようと、通りかかった車の後をついてしばらく走ったら、いきなり覚えのある場所に出た。
(えーっ! ここって、四男の家の前じゃん!)
明日、あらためてプランのスタッフに連れてきてもらう家である。
スタッフ抜きで訪ねることは禁止事項なので、顔を伏せるようにして、四男の家の前を通り過ぎる。
ともあれ、これで一応、自分の居場所がわかった。
もう一度、顔を隠して家の前を引き返し、あとは北西方向へ直線4キロの場所を目指せばよいわけだ。

予定を大きくオーバーしてしまったが、これで何とか長女の実家にも着くことができた。
長女の父親が出てきたので、簡単にあいさつ。
長女はまだシーサケットで働いているらしい。

「ナット(長女の息子)はまだ帰っていないの?」
「まだ学校にいる」
「じゃ、先に学校に寄ってくるよ」
「学校は、突き当りじゃなくてその隣だよ」
「?」
今年は幼稚園の年長組だろうと思っていたのだが、どうやら隣接する小学校のほうへ通っているらしい。
(もう、小学生かあ)
首も座っていないのを恐る恐る抱いたのがついこの間のように思えるのに。
月日が光速で過ぎていくことを実感する今日この頃である。