訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-09-17

十日目・バンコク、そしてチョンブリへ

コンケーンからバンコクへは飛行機で移動。
忙しくて予約していなかったのだが、幸い空席があって予定通りバンコク入りできた。
毎年、バンコクは通過するだけなのだが、今年は三女のいるチョンブリ県まで行くため、乗り物をいろいろ乗り継がねばならない。
コンケーンからの便は旧空港であるドンムアンに着くので、そこから鉄道で市内に入った。
終点のホアランポーン駅からは東部方面行きのバスターミナルがあるエカマイに向かう。
久しぶりのバンコク市内の移動なので、ややこしいバスは敬遠してタクシーにした。
後から思えば高架鉄道BTSを使うべきところだったのだが、その存在を忘れてしまっていた。
バンコク市内では完全に浦島太郎状態である。
エカマイのバスターミナルはプラネタリウムのある科学博物館に隣接していて、バス待ちの間に立ち寄ってみるつもりだったのだが、ちょうどチョンブリ行きの便が出るところだったのでパス。
数年ぶりに娘に会えると思えば、プラネタリウムなんぞに未練は無い。
乗り込んだバスはまもなく発車して、予定よりもかなり早くチョンブリに着くことができたのだった。

さて、チョンブリでバスを降りてからが大変である。
住所のメモはあるものの、ここからどう行けばよいかまったくわからない。
バイクタクシーが声をかけてくるが、大きな荷物を提げて何十キロもの距離をバイクの後席に乗ってはいられない。
バイクタクシーを断ると代わりにタクシーを呼んでくれた。
が、このタクシーが料金を吹っかけてくる。
500バーツ(約1800円)だと言うのである。
これは通常料金のほぼ2倍とみた。
相場を知らない旅行者と見られたことが口惜しかったが、ここはちょっと思案してこの料金を呑むことにした。
先方はチョンブリ市内におそらく空車で戻らねばならないのだろうし、何より倍額払っておけば、運転手に対して遠慮せず、いろいろと便利に使えるからなのである。
なぜなら、これから行く場所は公共施設でも目立つ場所でもないので、まずストレートにたどり着けるとは思えないのだ。
そこで、道行く人に尋ねまわったり、場合によっては三女に電話をして誘導してもらったりしなければならない。
それらをすべて運転手にやらせる算段である。
実際、何度か電話で確認する際にも運転手は自分の携帯を使ってくれるし、最後に家を見つけるまで、すべてお任せで済んだ。
運転手は帰りにも呼んでくれと、携帯番号を教えて帰っていったが、残念でした、市内へ戻るにはバスで十分。
ともあれ、こうして、わりとスムースに三女の住む長屋に到着することができたのだった。