訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-09-23

十一日目・出国

スワン新空港へは夜までに行けばよいので、チョンブリの安ホテルから長距離バスで再びエカマイまで戻った。
昨日入りそびれた科学館に行くためである。
プラネタリウムに行くと、ちょうど上映直前だった。
荷物を預けて中に入ると、学校遠足の団体がかたまって座っている。
(プラネは北側の最前列がいちばん自然に見えるんだよ)
がら空きの最前列中央に陣取って上映を待っていると、暗くなって注意書きのスライドが始まる。
(あれ、なんで背中側に投影されてるの?)
どうやら、北側と思った席は正反対の南側だったらしい。
あわてて席を移動すると、そこにいた女子中学生たちにあからさまに警戒されてしまった。
暗くなってからいきなり傍に寄ってったからね、ごめんね。
その後、科学館と水族館も駆け足で見て、再びバスターミナルに戻って、タクシーを拾う。
新空港を探検したほうが面白そうなので、さっさと空港に行くことにしたのである。

空港で昼食をとったら、入国時に両替したバーツの残金が小銭だけになってしまった。
すでに缶コーラはもちろん、空港価格の飲料水さえ買えない。
ま、飛行機に乗っちゃえば飲み放題、それまでしばらく我慢しよう。
空港の隅っこで静かな場所を探して、連絡のつく相手に電話をかけまくる。
ノンカイのジョー先生とは、ここで初めて話をした。
今回は顔を合わせることもできなかったし、これまでもメッセンジャーでチャットするだけだったけど、旧知のような気がする。
子供たちにも一通りさよならを言うと、もうすることがない。
金も無いし、歩くのも疲れてしまったので、以後は持参した文庫本でチェックインまで過ごした。