訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-11-26

三男、奨学金延長(仮)決定(6日目)

三男の家は学校からさほど遠くないところにあった。
高床式ではなく、広いが1部屋しかない家だった。
家に居たのは祖母らしい人と小さな蚊帳の中で寝ている赤ん坊だけである。
三男の甥か姪だと思う。
昨年会いそびれたので、三男とは初対面になるわけだが、今年は何としても会っておかなければならなかった。
というのは、彼も今は中学3年生なので、来春には卒業してしまうわけである。
もし高校進学の意思があるのなら支援を延長する用意があるということを、中学卒業前に言っておかなければならない。
筆談で何とか聞き出したところによると、本人は高校進学を希望しているらしい。
もし、親も進学を望むのであれば、これまでと同額の奨学金を3年間延長して提供すると伝える。
ただし、その額は決して十分なものではないので、それによって諦めていた進学が可能になる、といったものではない。
あくまでも進学は本人の意思と、それ以上に親の経済力によって決まってしまうわけで、僕の奨学金などは、せいぜい無いよりはマシといった程度である。
来年、実際に進学しているかどうかは、来てみなければわからない。