ギャグ、不発(6日目)
昼もだいぶまわっていたので、食事のためにチャエーとBigCへ行く。
こちらが客なので当然のように彼女が払ってくれようとしたのだが、このような場面で使おうとしっかり暗記してきたセリフを言ってみることにした。
本当はもっとリッチなディナーで使いたかったのであるが。
「ここは僕が支払いますよ」
「あなたはゲストだから、私にまかせて」
「いや、僕が払わなければいけない理由が4つあるんです」
「?」
「第一の理由は、僕が日本人だからです。ここは日本よりずっと物価が安いから、ぜんぜん負担になりません。第二に、僕は男ですから、女性から奢られるわけにはいきません」
「じゃあ、次の機会にはそうしてもらうから、今日は私に払わせて」
彼女がこの程度で引くことはないというのも計算の上である。
「それだけではありません。三つ目の理由は、僕のほうがあなたより年上だからです。それともあなたのほうが僕よりも年長でしたか?」
この余計な問い掛けは予想以上にインパクトがあったらしく、チャエーはしばらく黙り込んだあと、降参して言った。
「わかりました。じゃあ、今日は私が奢ってもらいます」
(あららら~!、三つ目の理由で納得されちゃうと困るんですけど...。4つ目に小粋なジョークをかまして、笑いの中でスマートに説得するというシナリオが狂っちゃうじゃないですか)
結局、練りに練ったオチを口にすることすらできず、消化不良のランチとなってしまったのである。
こちらが客なので当然のように彼女が払ってくれようとしたのだが、このような場面で使おうとしっかり暗記してきたセリフを言ってみることにした。
本当はもっとリッチなディナーで使いたかったのであるが。
「ここは僕が支払いますよ」
「あなたはゲストだから、私にまかせて」
「いや、僕が払わなければいけない理由が4つあるんです」
「?」
「第一の理由は、僕が日本人だからです。ここは日本よりずっと物価が安いから、ぜんぜん負担になりません。第二に、僕は男ですから、女性から奢られるわけにはいきません」
「じゃあ、次の機会にはそうしてもらうから、今日は私に払わせて」
彼女がこの程度で引くことはないというのも計算の上である。
「それだけではありません。三つ目の理由は、僕のほうがあなたより年上だからです。それともあなたのほうが僕よりも年長でしたか?」
この余計な問い掛けは予想以上にインパクトがあったらしく、チャエーはしばらく黙り込んだあと、降参して言った。
「わかりました。じゃあ、今日は私が奢ってもらいます」
(あららら~!、三つ目の理由で納得されちゃうと困るんですけど...。4つ目に小粋なジョークをかまして、笑いの中でスマートに説得するというシナリオが狂っちゃうじゃないですか)
結局、練りに練ったオチを口にすることすらできず、消化不良のランチとなってしまったのである。
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