新チャイルド訪問(4日目)
しばらく走って到着した新しいチャイルドの住む集落は、タイ東北のどこにでもある風景である。
ありあわせの木材で作ったような隙間だらけの高床住居が並び、乾いた地面からは細かい砂埃があがる。
隣の空き地では水牛が草を食み、木陰では年寄りが赤ん坊の寝るハンモックを揺らしている。
今日、ここがいつもと違っているのは、外国から来たという客を見ようと、近所の連中がひとつ家に集まっていることだ。
あまりに人が多いため、誰がチャイルドの家族で、誰が他人なのかが、最後までわからない。
シーサケートでのプランの活動はまだ5年目なので、スポンサーの訪問自体が珍しいのだろう。

新チャイルドのオラタイはおとなしい14歳の中学生で、あまりしゃべらないが、笑みを絶やさず、気配りも怠らない、好感の持てる女の子だった。
もっとも、対話はもっぱらパソコン経由の筆談だったから、直接会話することが少なかったのは、こちらのせいでもある。
「彼氏はいるの?」
「いません」
「じゃ、これ読んで勉強ね」
日本で適当なものを買ってこれなかったので、彼女へのお土産はチェンマイで調達した芸能雑誌と男女交際のhow to本である。
本のタイトルは「男の子が無神経なので女の子は大変」とかいった感じ。
ま、人として好かれるためにはどう振舞うべきか、といったことが書かれている(と思う)ので、男の子云々はともかく、読んでも無駄ということにはならないだろう。
しばらくして、タオさんに促され、食事に行くことになった。
プーウィエンでは、いつもファミリー宅で食事が出ていたが、ここは少し行くと食堂があるらしい。
衛生上、非常に問題のありそうな家庭料理には、正直、辟易していたので、多少はマシと思える外食は望むところであった。
ありあわせの木材で作ったような隙間だらけの高床住居が並び、乾いた地面からは細かい砂埃があがる。
隣の空き地では水牛が草を食み、木陰では年寄りが赤ん坊の寝るハンモックを揺らしている。
今日、ここがいつもと違っているのは、外国から来たという客を見ようと、近所の連中がひとつ家に集まっていることだ。
あまりに人が多いため、誰がチャイルドの家族で、誰が他人なのかが、最後までわからない。
シーサケートでのプランの活動はまだ5年目なので、スポンサーの訪問自体が珍しいのだろう。
新チャイルドのオラタイはおとなしい14歳の中学生で、あまりしゃべらないが、笑みを絶やさず、気配りも怠らない、好感の持てる女の子だった。
もっとも、対話はもっぱらパソコン経由の筆談だったから、直接会話することが少なかったのは、こちらのせいでもある。
「彼氏はいるの?」
「いません」
「じゃ、これ読んで勉強ね」
日本で適当なものを買ってこれなかったので、彼女へのお土産はチェンマイで調達した芸能雑誌と男女交際のhow to本である。
本のタイトルは「男の子が無神経なので女の子は大変」とかいった感じ。
ま、人として好かれるためにはどう振舞うべきか、といったことが書かれている(と思う)ので、男の子云々はともかく、読んでも無駄ということにはならないだろう。
しばらくして、タオさんに促され、食事に行くことになった。
プーウィエンでは、いつもファミリー宅で食事が出ていたが、ここは少し行くと食堂があるらしい。
衛生上、非常に問題のありそうな家庭料理には、正直、辟易していたので、多少はマシと思える外食は望むところであった。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home