訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-08-31

晴耕雨読・自給自足(4日目)

学校内をいろいろ見て回っていると、いたるところで子供たちが働いている。
ペンキとローラーを準備している子らは、これから校舎の塗装にかかるらしい。

豚小屋の清掃をしている女の子たちもいる。
プランの援助でできた水槽には、魚の世話をする係の曜日ごとの当番表が書かれていた。

壁にかかっている写真には、おそらく販売もするのであろう、ホウキなどを手作りしている様子が写っている。
こういった作業もプランの指導でおこなっているようだ。

この学校では授業以外のこともいろいろと学べそうだし、それは下手な学科よりも社会で役に立つだろう。
何より、いろんな体験は学校生活を面白くしてくれると思う。
塾通いに忙しい都会の小学生に比べれば、羨ましいくらいである。
ただ、高校へ、大学へ、という進路が、すでにこの段階で閉ざされてしまっているのかもしれない。
学費の問題だけなら奨学金という解決策もある。
しかし、小・中学校で授業より作業が優先されて、十分な学科の教育が受けられないのなら、奨学金を受ける資格すら得られなくなってしまう。
なんとも悩ましい現実なのである。