訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-09-09

長女ビックリ!(4日目)

長女はバイクでホテルまでやってきた。
そのバイクを駐車場において、車で彼女の家へ行くことにする。
郊外の奥まったところにある家に着くと、上半身裸の年配の男が出てきて、長女が紹介する。
「お父さんです」
(えっ? おまえのお父さんなら、昨日プーウィエンで会った人だろ...)
いったい、どういうこと?
「彼のお父さんです」
「え~~!!」

こいつは一人息子を両親に預けっぱなしで、自分は新しい男と付き合ってんのか!
そのとき、家の中から赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
(ま、まさか?)
「ひょっとして、もう子供がいるのか?」
これには、彼氏の父親が笑いながら答えた。
「二人はまだ一緒に住んでいないから、子供はいないよ」

ようやくわかってきたのは、長女はここに住んでいるわけではなく、僕に紹介しようとして、彼氏の家に連れてきたということ。
確かに、25歳独身女性の交際は、僕がとやかく言う筋合いのものではない。
むしろ、真っ先に紹介しようとしたのだから、ここは良しとしなければならないのかも。
その肝心の彼はというと、仕事に出た後らしい。
で、今から彼の働いているところへ行こうということになった。
聞けば、市場でラーメンを売っているという。
バザールの一角で、両手を広げれば両隣に届くようなスペースを借りてやる店である。
(あ~、また貧乏人と付き合ってやがるんだ)
どうせ今度も顔で選んだんだろう、前回の失敗がまったく活かされていないようだ。

車を遠くに置いて、人込みをかき分けながらバザールの中を進んでいって、ようやく長女の彼氏に会うことができた。
って、おい! 何だ、この年齢不詳の貧相な男は?
今回、顔も二の次かよ!!