訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2008-12-13

買い物(6日目)

食事の後、BigCのCD売り場へ行く。
毎年、タイのCD・DVDを買いだめするのが最大の楽しみなのである。
1年ぶりになるので、贔屓の歌手の新作などを探すのであるが、一般的にアルバム発売の頻度は日本よりも低い。
今年は全売り場を見てまわっても、これは、というものが無い。
日本で過ごす1年間の必需品であるから、探すのも必死である。
何かお勧めがあるかとチャエーに尋ねたのが失敗だった。

「カラバオはどう?」
長髪ヒゲオヤジがアップで写っているCDをチャエーが見せる。
「いらない」
「どうして?」
「ジャケットがむさ苦しいから」
「じゃ、こっちのは? スローな曲が多いから、タイ語の勉強にもなるよ」
今度は50代半ばのベテラン女性演歌歌手、ダオチャイである。
「ママがすごく好きなのよ」
悪いが、彼女のママと趣味が合うとも思えない、っていうか、なんで最新のタイ・ポップスを勧めない?
ポップス系は歌詞がネット上に公開されていたり、英訳・和訳もあったりするので、実はタイ語学習にもこちらのほうが適しているのである。
いつまでも断り続けるわけにもいかず、結局、あまり気の進まないまま、チャエーが集めてくるものを何点か買わされてしまった。
もっとも、帰国してから聞いてみると、そのなかに日本の曲のカバーが何曲かあったりして、それはそれで、その思わぬ小さな発見が嬉しかったりもするのであるが。

店を出かかったときに、チャエーにいつ帰国するかと聞かれて思い出した。
帰国は3日後だが、バンコクまでの国内線をまだ予約していなかったのである。
このあと、コンケーンとバンコクで1泊ずつするか、コンケーンで2泊してバンコクは通過するだけにするかを決めかねていたのだ。
すでに疲れもピークに達していて、バンコクで泊まることを想像するとうんざりである。
で、結局最後はコンケーンでゆっくりすることにして、最終日のコンケーン-バンコク便を押さえることにした。
さっそくチケットの予約をBigC内の代理店で済ませ、チャエーの家に戻った。