訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2007-01-24

通知表

サコンナコンの四女・ナンパから手紙が来た。
料金が倍かかる速達で送ってきたので、ちょっと不安をおぼえながらも急いで開封。
中には1枚の印刷物があるだけで、手書きの手紙とかは一切ない。
以前にも見たことのある書式は、学校の通知表だった。年末の成績表をコピーして送ってきたのである。

カレッジ入学後、初めて送ってきた通知表はコピーでなくオリジナルだった。
次の訪問時にそれを返しながら、「だいたい3か4で良いけれど、一つ1があるね。これを何とかしなさい」って説教したものだ。
ナンパは中学を出たら働くつもりになっていたのだが、都会へ出ていくことに不安を感じたので、学費を一部負担するから地元の学校に進学するようにと卒業直前に説得したのである。
喜んで進学はしたものの、入学当初はやはりついていけない教科があったのだった。

で、今回送られてきた通知表は、なんと全教科が4になっている。
実はタイの成績は通常0から4の5段階評価で、3.5といった中間値もある。
つまり、4は評価の最高得点なのだ。日本風にいえば、オール5というわけ。
1を取ってしまった最初の成績でも日本のとーちゃんに見せようと送ってきた子である。
それが全科目で4を取ったとなれば、そりゃ、速達にしたくもなるわね。