訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2010-12-11

面会

サコンナコンを出てノンカイの学校やウドンの友人宅を訪ねたりしながら、コンケーンに到着。
まだ午後も早い時間だったが、すでにこの日の走行距離も400キロ近くになっていて、もうあまり移動はしたくない。
といって、ホテルでただボーっとするのももったいない。
というわけで、急遽コンケーン大学の理学部へ突撃訪問することにした。
コンケーン大の友人エリーはオーストラリアへ留学中で留守のはずだが、彼女の姉妹が最低あと二人勤めていることを知っている。
そのどちらかに案内を頼んでも良かったのだが、時間が十分あったので、自分だけで行ってみることにした。
タイでも屈指の広さを誇るこの大学の総敷地面積は900ヘクタールにもなるそうで、ヘタに迷子になったら自力で学外へ出ることも難しくなってしまう。
幸い、国道に面する東門から入っていったら、そこがさっそく理学部のエリアだった。
南の正門からまわっていたらちょっとたいへんだったかも知れない。
わずかに空いていた駐車スペースに車を押し込んで付近の様子をうかがうが、建物の見当をつけることができないので、木陰で勉強中の女子大生に声をかけてみる。
バイオを専攻しているという彼女が丁寧に案内してくれたおかげで、結局、エリーの姉妹にコンタクトを取るよりも簡単に目的地に着いてしまった。

訪ねた相手は天文学の先生で、この後コンケーンには2泊するので可能ならぜひ大学の天文台を見学させてほしいと急なお願い。
偶然にも、今夜から学生を連れて観測に行くというので、そこに立ち寄らせてもらうことになった。
詳細な地図もプリントアウトしてくれたので、自力で訪ねていけそうである。
もっとも、片道150キロ、隣県の山奥というのはちょっと誤算だった。
今夜は疲れているので、翌日行かせてもらうと約束する。
実はこの大学には友人が勤めているので時々立ち寄っているのだと告げると、今日から自分も友達だから、いつでも来てくれ、歓迎すると言ってくれた。
本当は不躾な訪問者なんだろうに、このタイ人のホスピタリティにはベッタリ甘えきっちゃってるな、と自覚する昨今である。