訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2010-01-25

携タイ小物(3) ACアダプタ直結プラグ

旅先でノートPCを持ち歩いていて、意外と面倒なのが電源ケーブルの収納。
長いコードを丸めてしまい込むのが嫌で、ACアダプタから先の電源コードを10センチくらいの短いものに自作したことがある。
それをさらに極めたものがエレコムの直結プラグで、ACアダプタ本体から直接プラグが生えた形になる。
さすがにこれを自分で作ることはできない。

直結プラグにはL型の形状をしたものもあって、ACアダプタにはそちらの方が使い勝手がよいのだが、厚みが増すので、自宅では使っているが、旅行用にはストレート型を持っていく。
正規の電源ケーブルに比べて重量・容積は5分の1以下になるが、取り出したり、しまう際の手間はそれ以上に大きく改善される。
タイはコンセントの形状が日本と一緒なので、変換プラグの必要もない。

唯一の不安材料は、コンセントから離れた場所で届かない場合ができることだが、本当に届かない時は、あと1,2メートル伸ばしたところで届かないわけで、現実には、コンセントに一歩よけいに近づけば済む。

実はこの商品、電圧の関係から日本国内での使用に限定されている。
連続使用時間も短いし、消費電力も大きくないので、大丈夫だろうと思っているのだが、これもメーカーがちゃんと高圧仕様の姉妹品を発売してくれたら、安心して人にも勧められるのだけれど。

商品名:ACアダプタ用直結プラグ T‐PCAD22H
価格:税込580円

2010-01-19

携タイ小物(2) ミニ・ステープラ

子供たちにおみやげとして持っていく日本の雑誌付録を組み立てるのに、セロファンテープとステープラは必需品である。
乾くのを待っているほど余裕が無いので、接着剤は使用しない。
手に当たりそうなところはテープ、隠れてしまうところはステープラを使って作業効率をあげるのである。
こういった小物は、旅の途中で思わぬ役に立ったりもする。
たとえば、パスポートに出入国カードを留めるのにもステープラが使われているが、もし、それが外れてしまってもすぐに留め直せる。
また、ボタンやファスナーが壊れた時の応急処置にも使える。
もちろん、いろいろな資料や書類を分けたり綴じたりすることも自由自在である。
しかし、あれば便利だからといって、何でもかんでも持っていけないのが海外旅行である。
それが、まったく苦にならないで荷物に放り込めるのが、今は100円ショップでも買えるミニ・ステープラ、しかも針1000本付き。

職場にあった通常サイズのステープラを量ってみたら67グラムから145グラムまであったが、これは14グラムしかない。
一番軽量だった製品のさらに5分の1である。
全長も37ミリメートルしかない。
これならバッグのどこにでも突っ込んでおけるし、むしろ、紛れ込んで見つからなくなることが心配なくらいである。
これ自体をおみやげとして、針一箱と一緒に最後の子供にやってしまってもいい。
このサイズでリムーバもついていて機能的には完全に一人前なのだから、これはもうお見事としか言いようがない。

2010-01-13

携タイ小物(1) 超小型4個口タップ

個人旅行が快適になるかどうかは、身軽に動けるかどうかに掛かっている。
荷物をどうやって軽く小さくするかと日夜悩むのは、月ロケットの設計にも等しい。
無くても何とかなるが、忘れてしまうとちょっと不幸せになる小物類を、覚えのためにリストアップしておく。

安ホテルではコンセントが最低限しかないので、タップは必需品である。
ビデオは持っていかないし、デジカメも充電器が要らないようにと乾電池仕様のものを使っているが、それでも携帯電話やパソコンの充電に長時間複数のコンセントを使用しなければならない。
昔ながらの三角タップはかさばるが、最近は薄いコーナータップがあるので、これを必ず一個持っていくことにしている。
簡単に壊れるものではないのだが、現役がまだ使えるにもかかわらず、思わず新調してしまったのが、オーム電機の「マイクロタップ」。

4個口なのに、これまでの3個口より容積が71%、重量で56%にまで小さくなっている。
差込口を微妙にずらせた非対称の設計による結果だが、実は不満が全くないわけではない。
正面にも差込口を設けたため、プラグがタップを突き抜けてしまわないよう、厚さだけは14ミリから19ミリと大きく増えてしまっているのだ。
いっそ3個口のままでいいから、5ミリ薄くした姉妹品が発売されないだろうか?
さらに、180度回転するプラグ部分が本体に収納されるようになれば、荷物の中にしまう際、他のものを傷つける心配もなくなって文句無しなのだが。
だって、手前側に回転する90度分は、全然意味が無いのだから。
というわけで、さらなる進化と姉妹品の発売が楽しみになる一品である。

商品名:マイクロタップ4個口 HS-A2015W
価格:税込298円

2010-01-09

結婚するって本当ですか

一週間後にタイで日食が見られるということで、連絡がつく知人に知らせている。
日本では危険だということになっている観察方法がタイではまだ一般的だから、注意を喚起するという意味もある。

モーはネットで知り合った女子高生で、頻繁にチャットする仲が2年ほど続いている。
もっぱら先方から話しかけてくるのだが、こちらはタイ語の勉強に大変役に立っているので、それに付き合うことはやぶさかではない、といった関係である。
最初から、こちらには彼女と一つ違いの娘がいることまで伝えてあるわけで、日本の女の子なら父親にも等しいオヤジは積極的に話をする相手ではないと思うのだが、それ以外はいたって普通の18歳である。

「タイで日食があるのは知っているよね?」
「知らない」
「えー、来週の金曜日だけど」
「来週の金曜なら、私は結婚式だよ」
「へー、誰の結婚式?」
「モー」
「君の?」
「そう」
「結婚するの!?」
「うん」
「ビックリした! 、本当に?」
「私もこんなに早く結婚するとは思ってなかった。でもそうなっちゃった」
「相手はどんな人?」
「日本の企業に務めている27歳で、お酒もタバコもやらない人」
「それはいい。おめでとう、僕も嬉しいよ」
「ありがとう、ヒロ。ヒロはモーの大事な友達だよ」

友達、、って言われても、実際のところは娘の嫁入りに無理やり平静を装っている父親の心境である。
日食の件は、結婚式当日に太陽が欠けるという、吉兆とは到底言えない現象だけに、それ以上触れることもできず。
それにしても、卒業目前に結婚とは、ひょっとして、できちゃった婚か?
残りの学校はどうするんだろう? 卒業式は?
別にそのことに大きな意味があるわけではないが、やはりきちんと卒業してほしいって思うのも親の目線で見てしまうからか。