嬉し恥ずかし誕生会(7日目)
ケーキ屋はタイらしさのまったく無い店で、日本にいるような気にすらなる。
しかし、そこで飲み食いするのはやはりタイ人であった。
僕の誕生祝いだとか言っておきながら、二つのテーブルに分かれたら、向こうは向こうで勝手にやってる。
こちらのテーブルについたのは僕を含めて5人だが、飲み物のほかに運ばれてきたのは、小さなショートケーキが2個に人数分のスプーン。
二人前を5人でつつき合って食べるということがみみっちいとか、ゲストの僕に失礼だとかは、もちろん考えない。
単純に、さっきランチをすませたばかりだから、この程度で十分だろうという判断である。
その上で、店員を呼びつけてローソクを持ってこさせるは、大声で「ハッピー・バースデー」の合唱をするは、正直、他の客や店員の手前、恥ずかしくってしょうがない。
もっとも、それに眉をひそめるタイ人でもないのだろうけれど。
ともあれ、これでいよいよプラン・コンケーンとはお別れである。
22年間、ウチの子たちの面倒をみてくれ、訪タイの度に僕もお世話になってきた人たちが、最後の最後に(カタチだけでも)僕の誕生日を祝ってくれているのだから、これは本当にありがたいことであった。
しかし、そこで飲み食いするのはやはりタイ人であった。
僕の誕生祝いだとか言っておきながら、二つのテーブルに分かれたら、向こうは向こうで勝手にやってる。
こちらのテーブルについたのは僕を含めて5人だが、飲み物のほかに運ばれてきたのは、小さなショートケーキが2個に人数分のスプーン。
二人前を5人でつつき合って食べるということがみみっちいとか、ゲストの僕に失礼だとかは、もちろん考えない。
単純に、さっきランチをすませたばかりだから、この程度で十分だろうという判断である。
その上で、店員を呼びつけてローソクを持ってこさせるは、大声で「ハッピー・バースデー」の合唱をするは、正直、他の客や店員の手前、恥ずかしくってしょうがない。
もっとも、それに眉をひそめるタイ人でもないのだろうけれど。
ともあれ、これでいよいよプラン・コンケーンとはお別れである。
22年間、ウチの子たちの面倒をみてくれ、訪タイの度に僕もお世話になってきた人たちが、最後の最後に(カタチだけでも)僕の誕生日を祝ってくれているのだから、これは本当にありがたいことであった。