訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2011-04-28

更新

久しくブログどころでなかったのは、3月31日付けで退職することになったから。
職場の管理体制が変わったことによるとばっちりで、わずかばかりの退職金を渡されてお払い箱である。
このご時勢、再就職などできるのだろうかと心配もしていたが、退職直前に受けておいた市の採用試験に無事合格。
失業保険で遊んで暮らすという贅沢はできなかったが、そのまま4月1日から市の嘱託職員として働くことになった。

で、新しい職場はというと、これが昨日まで働いていた同じところ。
当事者でありながら、よくわからないのだけれど、要するに「指定管理者制度」なる悪法のもとで運営されてきた施設を、これからは行政が直営でやっていくことになったということであるらしい。
つまり、募集がかかっていたのは、僕が辞めることで空くことになるポストだったってこと。
結局、同じ職場、同じ机で、同じ仕事を続けることになったわけだが、当然のことながら移行に伴う非生産的な雑用が山ほど生じた。
連日、早朝から深夜まで働きづめである。
ま、退職金のおかげで今年の訪タイにちょっとばかりゆとりができたのは思わぬ収穫だった。

というわけで身辺が無駄にゴタついていたあいだに、プランの現役チャイルド終了の報告が届いた。
昨年は中学卒業と同時にチャイルドが出稼ぎに行ってしまい、コミュニティ訪問がキャンセルになってしまっていた。
一応、登録解除ではなく様子を見ようということにしてくれたが、連絡もとれないので手紙のやり取りも無いまま一年が過ぎ、ついに現地事務所の撤退がきてしまったのである。
いよいよタイにおけるプランの活動も、残すところチェンライ事務所だけになってしまった。
新しいチャイルドの登録をどうするかとプランが聞いてきたので、チェンライのチャイルドを紹介してもらえるのなら続けると回答した。
そして新たに紹介されたのが、チェンライ山岳民族の男の子であった。
どちらにせよ今年もタイに行くことにはなっていたのだが、新チャイルドを訪問するには手続きに要する時間がギリギリである。
チャイルドのプロフィールが届いた翌日には、彼を訪問するための依頼の書類を返送した。
ひょっとしたら、チャイルド訪問までの最短記録かもしれない。