訪チャイ雑記

プラン・インターナショナルなどの援助事業を通じて知り合ったタイの子供たちを訪ね歩くチャイルド訪問旅行。その際の出来事などを書きなぐった、あくまで個人的な覚え書きです。万一、同志の参考にでもなれば嬉しいですが、責任はとれません。 質問等もコメントでご遠慮なくどうぞ。

2011-03-02

進学

プーウィエンはコンケーン県ではあるが西に張り出した地域になるため、コンケーン市街からは結構遠い。
五男の住んでいる村はプーウィエンの中心部からさらに奥にあるため、市街のホテルからだと90キロメートル程ある。
道はもうすっかり覚えてしまっているので、朝一番で車を走らせ、予定通りの時刻に到着。
以前は国道も含めて、未舗装だったり工事中だったりで大変だったが、今や五男の家のすぐ前までアスファルト道路が通っている。
もっとも、少し路地へ入ると、赤土の乾いた砂埃と牛の糞の山があちこちにあって、相変わらずのイサーンの農村ではある。
両親は畑仕事に出ているらしいが、休日だったため五男本人が家にいた。
友達ふたりと遊んでいたので、彼らにも文房具を配る。
学校について尋ねると、今は別の学校に行っているという。
どうしたのかと思ったら、中学生になったからだという答え。
これまでの学校は幼稚園付き小学校だったから、中学は少し遠いところになるらしい。
なんとなくいつまでも小学生のような気がしていたから、ちょっとビックリ。
毎年新学期が始まってすぐに訪ねているから、前回は「もうすぐ中学生」という意識にならなかったのである。
彼がプランのチャイルドになったのが確か3歳のときで、年に1回しか会っていないが、すでに10年が過ぎたということ。
離れていると本当にあっという間である。
もう、お土産もマンガと玩具で喜ばせてるだけじゃダメか、来年は英語の辞書でも持ってこようと思いつつ、五男の家を後にした。